ホームヘルパー(訪問介護員)とは?資格・仕事内容を徹底解説

ホームヘルパー(訪問介護員)は、介護が必要な高齢者や障害者の自宅を訪問し、日常生活をサポートする仕事です。

食事・入浴・排泄の介助などの”身体介護”から、掃除・洗濯・買い物といった”生活援助”まで、内容は多岐にわたります。本記事では、ホームヘルパーに必要な資格や仕事内容、注意点について、詳しく解説していきます。


目次

ホームヘルパー(訪問介護員)とは?

ホームヘルパーとは、在宅介護を必要とする高齢者・障害者の自宅を訪問し、身体的・生活的な支援を行う職種です。なお、正式名称は「訪問介護員」と呼ばれています。

訪問介護は介護保険サービスの一つであり、無資格では行うことができません。特に身体介護を担当する場合、国の定めた資格取得が必須です。


ホームヘルパーに必要な資格

介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)

訪問介護員になるには、基本的に「介護職員初任者研修」の修了が求められます。この資格は、介護の基礎知識・実技を習得する入門的な資格で、約1カ月〜3〜4カ月で取得可能です。

注意点として、通信制の講座でも、約15日間の通学(スクーリング)が必要となります。

介護福祉士実務者研修(上位資格)

将来的なキャリアアップを目指す場合、「介護福祉士実務者研修」を受講するのが一般的です。初任者研修を取得後、経験を積んでからのステップアップとしておすすめです。


ホームヘルパーの仕事内容

ホームヘルパーの業務は、大きく3つに分けられます。

1. 身体介護

  • 食事・入浴・排泄の介助
  • おむつ交換や体位変換
  • 着替え、移動、服薬の一部介助

利用者の健康的な生活維持に欠かせない、直接的なサポートです。

2. 生活援助

  • 掃除、洗濯、料理
  • 日用品の買い物、薬の受け取り

身体介護以外の、日常生活全般を手助けする業務です。 ※家族のために行う家事や特殊な依頼(模様替えなど)は対象外です。

3. 通院介助

  • 着替え、持ち物の準備
  • 移動・乗降のサポート
  • 病院内の移動・受付補助

「通院等乗降介助」として保険対象になっており、病院での待機・診察室同行などは原則行いません。


ホームヘルパーの給料事情

厚生労働省『令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果』によると、

雇用形態平均月収(令和4年9月時点)
常勤264,680円
非常勤107,310円

※出典:厚生労働省(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kaigo/jyujisya/22/dl/r04kekka.pdf)

なお、移動時間が給与に含まれないケースもあるため、勤務条件は事前に確認しましょう。


ホームヘルパーにできないこと

介護保険の範囲外の業務については、基本的に対応できません。

1. 利用者本人以外への対応

  • 家族の食事作り、洗濯、買い物など

2. 日常の範囲を超える作業

  • 庭木の手入れ、家具の移動、ペットの世話など

3. 医療行為

  • 注射、点滴、傷の処置などはNG。
  • ただし、体温・血圧測定や軟膏塗布、一部の服薬介助は可能です。

まとめ

ホームヘルパー(訪問介護員)は、高齢者や障害者が自宅で安心して生活するための心強い支援者です。

資格取得には一定の努力が必要ですが、やりがいと社会貢献度の高い仕事です。初任者研修を取得し、経験を積むことでキャリアアップも目指せます。

これから介護職を目指す方、福祉業界に関心がある方は、ぜひホームヘルパーという選択肢を検討してみてください。

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