面接が近づくにつれ、どんな質問が来るのだろう考え、「なんだか落ち着かない……」「圧迫面接だったら自分の良さを発揮できないよ……」
そんな気持ちになったことは、ありませんか?
人生の大切なシチュエーションでは、どうしても緊張してしまう傾向があります。
しかし、事前準備ができていれば、不安からくる緊張を緩和でき、ご自身が納得できる面接ができるはずです!
そこで今回は、面接の種類、面接でよくある質問と回答例、面接の注意点など、面接のお役立ち情報をご紹介します。
面接の種類
面接の種類としては、主に「個人面接」「集団面接」の2種類あります。また面接とは少し異なりますが、「グループディスカッション」という選考形式もあります。では、順番に解説していきましょう。
個人面接
個人面接は、面接官数名と応募者1名の面接になります。
一対一でゆっくり話すことができるので、この手法を取り入れる企業が多いです。
ほかに「なぜそれをしようと思ったのですか?」「具体的には、どんなことをされたのですか?」などと、深掘りされる傾向があります。
集団面接
集団面接は、面接官数名と応募者数名で行う手法です。
応募者が多い場合にしっかりと対話したいときに取り入れられます。
「右に座っている○○さんから順番に自己PRをお願いします」といった感じで、応募者が面接官の質問に順番に答えていきます。そこで、「それはなぜですか?」といった深掘りするような質問がくることは稀で、定番的な質問が投げかけられます。
グループディスカッション
グループディスカッションはグループで与えられたテーマに沿って議論し結論を導きます。
新卒採用の一次段階で実践されることが多いです。
グループディスカッションでは、応募者が4名~7名くらいのグループに分けられ、応募者同士がディスカッションをすることになります。面接のように面接官と応募者が話し合うのではなく、集団の中でどのような言動をとるのかをチェックしています。
新卒採用と中途採用で面接内容が異なる
新卒採用に比べて中途採用は、格段に難易度が上がります。
その理由は、新卒採用は社会人経験がない状況なのに対して、中途採用は社会人経験がある前提での採用になるからです。新卒採用の場合は、ポテンシャル採用といった応募者の年齢・伸びしろを考慮して、大目に見てくれる部分があります。しかし中途採用になると、即戦力になるかが見られ、扱いが厳しくなるのです。20代前半の人と30代前後の人では、面接のレベルも変わってきます。
新卒採用の場合
では新卒採用の場合は、どんな質問がなされ、どんな答え方をするといいのでしょうか。
質問のパターンは、大きく2種類に分類できますので、この2つの観点から見ていきます。
- 自己紹介系
- 志望動機系
まずは、自己紹介にまつわる質問とその回答例を見てみましょう。
【自己紹介系】
- 自己紹介をしてください。
○○大学 ○○部4年の ○○ と申します。大学では ○○ の研究をしております。本日は宜しくお願いいたします。
- 自己PRをしてください。
私の強みは、コツコツ努力を積み重ねることです。毎日英語のラジオ講座を聴き続け、TOEICテストで900点をとることができました。
- 学生時代に頑張ったことはありますか?
カヌーサークルでの活動です。全日本学生カヌースプリント選手権大会では、優勝を果たしました。
- どんな長所・短所をもっていますか?
カヌーサークルでは主将を務めていましたので、リーダーシップには自信があります。その一方で、自分の意見を押しつけてしまう時があります。ですが改善するために、相手の意見も聞いたうえで意見をまとめるように心がけています。
- 挫折経験はありますか?
○○ 大学に合格することができなかったことです。ですが受験のために費やした勉強時間のおかげで苦手だった英語が得意になり将来は通訳の職に就きたいという新しい目標を持つことができたのでプラスの経験と捉えています。
マイナス系の質問が来た際は、マイナス面を答えるだけでなく、どのようにプラスにした・なったかを加えると面接官に良い印象を持ってもらいやすくなります。
続いて、志望動機にまつわる質問とその回答例を見ていきます。
【志望動機系】
- 志望動機を教えてください。
大学での研究を活かし、御社の〇〇に貢献したいと考えているからです。
- なぜこの業界を選んだのですか?
商社の業界を選んだ理由は、商いに興味があったことと、得意な英語力を活かせると考えたからです。
- なぜこの職種を選んだのですか?
大学のゼミで学んだホスピタリティを活かした営業をしたいと考えたからです。
- やってみたい仕事はありますか?
自社のオリジナル商品の開発・販売を行いたいです。
- 入社後のビジョンはありますか?
将来的には、世界を飛び回る商社マンになりたいと思っています。
ついつい補足でいろいろ話してしまうケースがありますが、面接官は追加で聞きたい場合は質問してきますのであれもこれも答え過ぎるのは避けましょう。
中途採用の場合
中途採用の場合も、同じく見ていきましょう。まずは、自己紹介関連の質問とその回答例を示しましょう。
【自己紹介系】
- 自己紹介をしてください
○○ と申します。勤務先・前職ではITコンサルタントの業務を担当をしております。本日は宜しくお願いいたします。
- 自己PRをしてください。
私はWebサイトのCV改善を得意としています。これまで複数の法人様の成約率を着々と伸ばし、リーダーを務めています・務めていました。
- 職歴を教えてください。
大学卒業後、株式会社 ○○ に3年間勤務してきました。集客に悩む法人様に、打開策となるデジタルマーケティング施策を提案してきました。
- どんな実績がありますか?
数十社の法人様を担当させていただき、CVの平均改善率は1.5%以上を叩き出しました。
- 転職が多いのはなぜですか?
スキルのステップアップに必要なプロセスだったからです。
【志望動機系】
- 志望動機を教えてください。
これまでの ○○ 経験を活かして、求人内容に記載されていたDX人材育成部のお役に立てると感じたからです。
- なぜ他社ではなく当社を志望されたのですか?
「デジタルマーケティングの施策」と「DX人材の育成」の両面からアプローチしている点に、魅力を感じたからです。
- 当社にどんな貢献ができますか?
私には、ITコンサルタントとしての知見があります。問題点を見つけ出し、システム導入する方法に精通しているので、それをDX人材の育成に役立てられると考えています。
- なぜ未経験の職種に転職しようと考えたのですか?
教員免許を持っており、人材育成の仕事に興味を持っていたこと。そして、仕事の幅を広げたかったこと。この2点が理由になります。
- 5年後や10年後のビジョンはありますか?
5年以内に課長になり、DX人材育成の経験を十分に積み、10年後には業界新聞に載るようなDX人材育成の第一人者になりたいと考えています。
珍しい質問集
面接の質問に備えて、ある程度答えを準備しておくのは大切なこと。しかし台本のような想定問答集をつくるのは考えものです。なにか暗記したものを読み上げていることは、面接官も見抜いてきます。そんな問答をしていると、変わった質問が飛んでくることがあります。
- あなたを色で例えると、何色になりますか?
赤です。その理由は、情熱をもって取り組むことが信条だからです。
- 最近読んだ本で面白かったものはありますか?
『1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術』です。プレゼンの参考にしております。
- いままでの人生で、一番嬉しかったことは何ですか?
部活のメンバーと本音で語り合えたことです。最初は自分を出せずにいましたが、良いプレーをするには気持ちを一つにすることが重要と気づき自分から積極に話しかけたり自分をさらけ出すことで相手が心を開いてくれ、県大会で優勝することができました。
イレギュラーな質問は、ついつい「早く答えなきゃ!」と動揺してしまいがちですが、結論を伝え、そこから説明をするような回答を心がけましょう。
面接時の注意点
面接は、プレゼンテーションではなく会話です。そのため、「言葉のキャッチボールができているか」という点に注意を払う必要があります。
注意点[1]:質問に正確に答える
たまに面接官の質問と全然違う回答をしてしまっているケースがあります。
たとえば、「どのような実績・成果がありますか?」と質問されたとしましょう。
【NG回答例】
それがうまくいかなかったのには理由は3つあります。
→そもそも、うまくいかなかった理由など聞いていない。
→事前に暗記してきたことを読み上げているような印象を受ける。
【OK回答例】
対立気味だった人間関係を仲裁して、雰囲気を改善しました。
1つエピソードをお話してもよろしいでしょうか?
→聞かれたことに対して、ちゃんと回答している。
→聞かれたこと以上のことは、相手に確認してから、話そうとしている。
聞かれたことに答えるだけで、コミュニケーション能力がある人だと評価されるでしょう。
注意点[2]:質問の意図を汲む
面接官がどんな意味で、その質問をしているのかも考えるようにしましょう。
たとえば、「ビジネスレポートの執筆業務もやっていけそうですか?」と質問されたとします。
【NG回答例】
はい、読売新聞を欠かさず読んでいますので、やっていけそうです。
→何の関係があるのだろう……。質問の意味をわかっているのかな……。
【OK回答例】
はい、日本経済新聞を欠かさず読んでいるので、問題ないです。
→経済について詳しいのなら、任せても大丈夫だろう。
相手がどんな回答を求めているか、その狙いも考えてみましょう。
まとめ
面接対策では、様々なタイプの面接に対応できる準備が重要です。個人面接、集団面接、グループディスカッションそれぞれに対応するための事前準備として、自己紹介、志望動機、実績の説明など、面接官が求める情報を的確に伝えられるようにしましょう。また、珍しい質問への回答方法もあらかじめ考えておくことが、緊張を和らげ自信を持って面接に臨むための鍵となります。質問の意図を汲み取り、正確かつ自分の言葉で答えることで、面接官との良好なコミュニケーションが可能になります。面接は自己PRの場でもありますので、自分の強みや経験を活かした回答を心掛けましょう。
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