大前提として、履歴書作成には、テンプレートやフォーマットが必要です。
なお、強いこだわりがなければ、履歴書はゼロベースで作成する必要はありません。
履歴書の書き方・作り方の全体像としては、「記載項目11個の記入」と「顔写真の貼りつけ」の大きく2つの作業に分けられます。
なかでも、特に重要なのが「志望動機・自己PR(アピールポイント)欄」の書き方です。
本記事では、履歴書の「テンプレート・フォーマットの必要性」「志望動機や自己PRの書き方・作り方」「注意すべきNGルール」について、簡単に解説していきます。
職務経歴書についても詳しく知りたい方は、『Wordで簡単作成できる職務経歴書の書き方。無料テンプレート・フォーマットつき』をあわせてご覧ください。
履歴書作成にはテンプレート・フォーマットが必要
履歴書を作成するにあたって、まずやることはテンプレート・フォーマットの用意です。
大前提として、強いこだわりがなければ、履歴書はゼロベースで作成する必要はありません。
履歴書テンプレート・フォーマットは、多くのサイトで無料ダウンロードできるようになっています。
まだ履歴書がお手元にない方は、以下より無料でダウンロード可能です。
パート&アルバイト・派遣社員・契約社員・正社員の募集など、幅広く活用できます。
なお、履歴書は手書きでも、パソコン作成のどちらでも構いません。
「手書きじゃないから落とす」という話は、今のDX時代かなり少数派なので、特別な事情がないかぎり問題ないでしょう。
履歴書の作成や送付をスピーディに行いたい方は「パソコン作成」、真心込めて作りたい方は「手書き作成」になるかと思います。
履歴書の正しい書き方・作り方の全体像
履歴書の正しい書き方・作り方の全体像からお伝えすると、「記載項目11個の記入」と「顔写真(証明写真)の貼りつけ」の2つの作業です。
ちなみに本記事の参考資料は、ハローワークの『応募書類の作り方 パンフレット』になります。
作業1.記載項目11個の記入
履歴書の記載項目は、以下の11個です。
1.日付
履歴書の日付は、郵送・メール提出なら「投函・送付日」、手渡し提出なら「持参日」にします。
間違えて、履歴書を書いた日である「記載日」を書かないように注意しましょう。
2.生年月日
生年月日の年号表記は、西暦(例:20××年)・和暦(例:令和〇年)のどちらでもOKですが、
ほかの記入欄と統一する必要があります。
西暦・和暦が混在すると読みづらくなるので、採用担当者に配慮しましょう。
3.現住所
現住所を書くときは、省略表記を用いないのが大原則になります。
たとえば都道府県名を省略したり、「三丁目2番地1号」を「3-2-1」としたりするのはNGです。
4.電話
電話番号は、携帯電話と固定電話の両方を記入することが望ましいとされています。
どちらか一方の電話番号しかない場合は、それでも問題ありません。
5.連絡先
連絡先の欄は、現住所以外での連絡を希望する住所や電話番号を書きます。
現住所のみに連絡してほしい場合は、「同上」と書くのがおすすめです。
6.学歴
履歴書の学歴欄は、高校卒業から書くのが一般的です。
ただ注意点として、「〇〇高校」ではなく「〇〇高等学校」と正式名称で書くようにしましょう。
7.職歴
履歴書の職歴欄は、基本的にすべての職歴を書くのが望ましいとされています。
1年未満の職歴は書かないというのは、あまりおすすめできません。
8.免許・資格
免許・資格の欄は、「〇〇免許 取得」「〇〇検定 合格」とするのが正しい書き方です。
たとえば
「普通自動車第一種運転免許 取得」
「TOEIC Listening&Reading Test 600点 取得」
「実用英語技能検定1級 合格」
などの正式名称で書きます。
9.志望動機・自己PR(アピールポイント)など
志望動機と自己PR(アピールポイント)は、履歴書のなかでも、特に重要度の高い項目です。
そのため、後述の見出しにて、詳しく解説します。
10.趣味・特技など
趣味・特技の欄は、自分の人柄が伝わるように書くのがコツです。
たとえば「バスケットボール(社会人サークルに5年間所属)」と書いて、協調性をアピールすることもできます。
11.本人希望記載欄
本人希望記載欄は、「希望職種」や「希望勤務時間」などを必要に応じて書きます。
希望がない場合は、空欄にしないで「特になし/特にありません」と書いておきましょう。
作業2.顔写真の貼りつけ
上記11項目を記載できたら、あとは清潔感のある服装や髪型で撮った「顔写真(証明写真)」を貼りつけて完成です。
写真サイズは通常「縦4cm×横3cm」で、写真貼り付け位置の枠線にぴったり合うように貼りつけます。
※手書きで作成する場合は、のりづけ失敗リスクを考慮して、最初に写真を貼りつけておくのがおすすめです。
履歴書の志望動機や自己PRの書き方・作り方
履歴書「志望の動機、特技、好きな学科、アピールポイントなど」と書かれた項目には、志望動機・自己PR・意気込みの3つを書くのがポイントです。
志望動機
志望動機(志望理由)には、「入社志望度の強さを裏付ける理由やエピソード」を記入します。
数ある会社のなかでも、「その会社でなければならない理由」が書けたら最高でしょう。
よくある志望動機としては、以下になります。
・商品・サービスを自分がよく利用しているから
・学校で学んだことや資格を活かしたいから
・人の役に立って、お客様を笑顔にしたいから
実体験も書き加えられるとベターで、たとえば何回も来店したエピソードなどがあれば、説得力が増します。
自己PR
とを裏付けるエピソード」を書きます。
応募企業が求める能力は、以下のように、業務内容によってバラバラです。
・接客業の仕事なら、コミュニケーション能力や傾聴力
・営業職の仕事なら、フットワークの軽さや目標達成力
・事務職の仕事なら、正確性やスケジュール管理力
そして、自分に上記のような能力がある理由として、エピソードや実績も記入します。
たとえば「人によく相談される」「率先して行動して感謝された」「部活のマネージャーになりチームを支えた」など、採用担当者に納得してもらえるような話です。
また前職の実績など、具体的な数字(例:接客経験〇〇年/売上〇〇万円達成)を書くことができれば、より効果的な書き方になります。
意気込み
意気込みというのは、応募企業に入社したいという熱い気持ちになります。
キャリアビジョンやキャリアプランとも言い換えられるでしょう。
たとえば、「トップセールスになりたい」「新しいことにチャレンジしていきたい」「自分の企画を提案したい」など、仕事に対して前向きな思いを書きます。
なお、志望動機や自己PRと重複してしまう場合は、省略しても問題ありません。
履歴書の書き方・作り方のNGルールや注意点
パソコンで履歴書を作成する際のNGルール(注意点)は、主に以下の3つです。
NG1.誤字脱字・略字・年号不統一
誤字脱字や略字があると、雑な印象を与え、評価が下がってしまう恐れがあります。
また西暦と和暦の年号が混在していると、一般常識がない人と判断されるリスクがあるので、年号は統一するようにしましょう。
NG2.履歴書のコピーや使い回し
履歴書をコピーして使い回していることがバレると、採用担当者に「この求職者はやる気があるのか」といった印象をもたれてしまいます。
特に志望動機や自己PR(アピールポイント)が同じというのは不自然なので、1社1社書き直しておくのがおすすめです。
NG3.空欄(斜線を引くのもダメ)
履歴書の記載項目で、どうしても内容がない場合は、「特になし/特にありません」と書きます。
採用担当者が「空欄=記入漏れ」と判断して、印象が悪くなる恐れがあるからです。
また空欄を斜線で無理やり消そうとする試みは、正しい書き方とは言えません。
まとめ
履歴書の書き方の解説は、以上になります。
まだ履歴書や職務経歴書がお手元にない方は、以下より無料ダウンロードして、ご活用いただければと思います。
職務経歴書についても詳しく知りたい方は、『Wordで簡単作成できる職務経歴書の書き方。無料テンプレート・フォーマットつき』もあわせてご覧ください。
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