ホテルスタッフの仕事を検討しているあなたは、人と接するのが好きで、礼儀正しい性格ではありませんか?
もし何か心当たりがありましたら、ホテルマン・ホテルウーマンに向いているかもしれませんよ。
ただ、ホテルの従業員として働くことを検討しているのなら、大きな注意点があります。
それは、職種選択、つまり仕事内容の選び方を間違えないことです。
というのも、同じホテルで働く仕事でも、職種が変われば業務内容がガラリと変わってしまうからです。
本記事では、ホテルスタッフの「職種9種類の仕事内容」「必要な資格」「魅力・やりがい」について、簡単に解説していきます。
ホテルスタッフ職種9種類と仕事内容
ホテルスタッフ(ホテルマン/ホテルウーマン)の職種は、大きく分類すると、9種類です。
具体的には、「ドア」「フロント」「ベル」「コンシェルジュ」「ルームサービス」「ハウスキーピング」「レストラン」「宴会」「広報」のそれぞれに、接客スタッフが必要になります。
上記9種類のホテルで働く人の仕事内容を、簡単にご紹介しましょう。
種類1.ドアスタッフ
ドアスタッフ(ドアパーソン)は、ホテルの正面玄関で宿泊客をお迎えして、ロビーまでご案内する従業員です。
主な仕事内容は、「宿泊客のお出迎え・お見送り」「エントランスドアの開閉」「周辺施設への案内」などになります。
ドアスタッフは、基本的に最初に接するスタッフになり、ホテルの第一印象を左右する重要な仕事です。
そして同時に、不審者や不審物の侵入を防ぐ「警備員」の役割も兼ねています。
種類2.フロントスタッフ
フロントスタッフ(フロントクラーク)とは、ホテルの顔として、フロント(受付)でお客様と接する従業員です。
主な仕事内容は、「宿泊予約の受付・管理」「チェックイン&チェックアウト」「会計業務」になります。
荷物を預かったり、鍵を手渡したりと業務内容は幅広く、立ちっぱなしであちこち動き回る、マルチタスクの仕事です。
お客様が外国人の場合は、英語で簡単な日常会話をすることも求められます。
種類3.ベルスタッフ
ベルスタッフ(ベルパーソン)とは、宿泊客をお部屋までご案内すると同時に、重い荷物を代わりに運ぶ従業員です。
主な仕事内容は、「荷物の運搬やお預かり」「客室や宿泊施設のご案内」「ロビー周辺でのお客様対応」になります。
ベルスタッフはホテル内を歩き回って、荷物を運ぶ「ポーター」の仕事になるため、体力がないときついでしょう。
男性の場合は「ベルボーイ」、女性の場合は「ベルガール」と呼ばれることもあります。
種類4.コンシェルジュスタッフ
コンシェルジュスタッフとは、ホテルの案内人として、宿泊客のさまざまな要望に応える従業員です。
主な仕事内容は、「ホテルの館内案内」「観光スポットや飲食店の案内」「チケットやタクシーの手配」になります。
ほかにも、体調が悪いときの病院紹介、名刺や書類の印刷、サプライズのプランニングなど、何を頼まれるかはお客様次第です。
さまざまなリクエストに答えるためにも、幅広い知識・情報を集める姿勢が大切です。
そして、お客様が外国人の場合は、英語で伝えることが求められます。
種類5.ルームサービススタッフ
ルームサービススタッフとは、宿泊客からの注文に応じて、料理やドリンクを客室まで届ける従業員です。
主な仕事内容は「料理やドリンクのお届け」「食べ終わった料理・飲み終わったドリンクの片づけ」であり、2回ほど客室を訪れることになります。
なお基本的に、内線電話でのオーダー受付は「フロントスタッフ」、料理やドリンクをつくるのは「レストランスタッフ」です。
つまり、別のセクションと連携して、仕事をすることになります。
種類6.ハウスキーピングスタッフ
ハウスキーピングスタッフとは、客室の清掃・整備・管理などを行う従業員です。
主な仕事内容は、「客室清掃」「ベッドメイキング」「アメニティ(備品)の交換・補充」になります。
ホテルという特性上、丁寧かつスピーディーに仕事をこなすことが重要です。
前のお客様がチェックアウトしてから、次のお客様がチェックインするまでに、すべての作業を完了しなければなりません。
種類7.レストランスタッフ
レストランスタッフとは、レストランで料理やドリンクを提供する従業員です。
主な仕事内容は、「シェフ」「ウェイター・ウェイトレス」「バーテンダー・ソムリエ」など、職種によって大きく異なります。
シェフは料理をつくり、ウェイター・ウェイトレスは料理やドリンクを配膳し、バーテンダー・ソムリエはお酒を提供する仕事です。
ウェイター・ウェイトレスの仕事は、アルバイトであっても、マナーや立ち振る舞いなどを厳しく指導されることでしょう。
種類8.宴会スタッフ
宴会スタッフ(バンケットスタッフ)とは、結婚式の披露宴会場やパーティー会場で、料理やドリンクを提供する従業員です。
主な仕事内容は、「会場のセッティング」「料理・ドリンクの配膳」「会場の片づけ」になります。
宴会スタッフは、多くの女性が憧れる「華やかな仕事」でもあり、特に若い女性を中心に人気があります。
ただ注意点として、テーブルや椅子のセッティングを行うには、体力が必要です。
種類9.広報スタッフ
広報スタッフとは、ホテルの広報・PR活動を行う従業員です。
主な仕事内容は、「プレスリリース配信」「取材対応」「Webサイト・SNS運用」などになります。
なるべくお金をかけずにホテルの魅力を伝えて、集客につなげることがポイントです。
広報の集客効果が低いときは、有料のインターネット広告やマス広告を打つこともあります。
ホテルスタッフに必要な資格や経験3種類
ホテルスタッフ(ホテルマン/ホテルウーマン)になるには、有利な資格や歓迎される経験というものが3つほどあります。
種類1.TOEIC600点以上
TOEICスコア600点以上を取得すれば、基本的に就職・転職で有利に働きます。
最近は外国人労働者や外国人観光客が急増しているため、英語力を証明できる資格があるというのは強いです。
種類2.ホテルビジネス実務検定試験
ホテルビジネス実務検定試験(H検)とは、ホテルの実務知識の体系的理解度を測定する検定試験です。
ちなみに、「一般財団法人日本ホテル教育センター」が主催、「文部科学省」「国土交通省観光庁」「一般社団法人日本ホテル協会」「一般社団法人全日本ホテル連盟」が後援の検定試験になります。
ホテルスタッフとしての就職・転職を希望する場合、ベーシックレベル2級または1級を取得すると有利になるでしょう。
なおマネジメントレベルは、管理職が取得を目指すような難易度になります。
種類3.接客・サービス業の経験
ホテルスタッフの求人サイトでは、「接客経験者優遇」などと記載されているケースが少なくありません。
ほかの業界であっても、接客・サービス業の経験があれば、歓迎してもらえる傾向があります。
ホテルスタッフの魅力・やりがい3選
ホテルスタッフとして働く魅力・やりがいは、主に3つあります。
魅力1.感謝やお褒めの言葉をもらえる
ホテルスタッフは、お客様から「ありがとう」という感謝の言葉、「笑顔が素敵ですね」といったお褒めの言葉をもらえることがあります。
これらの言葉が、ホテルで働くモチベーションになる方は多いです。
魅力2.接客スキルが向上する
ホテルスタッフは、きめ細かい対応やおもてなしの精神が求められるため、自然に接客スキルが向上します。
丁寧な言葉遣いや立ち振る舞い、観察力、ホスピタリティなどが身につき、プライベートでもきっと役に立つでしょう。
魅力3.快適な職場環境で働ける
ホテルスタッフは、基本的に清潔で、空調が効いた「快適な職場環境」で働くことが可能です。
特に高級ホテルに勤務する場合は、極めて豪華な環境で仕事ができます。
まとめ
ホテルスタッフとして働く場合、職種選択が非常に重要です。自分の性格や得意スキルに合った仕事内容を見極めることが成功への第一歩です。例えば、人と接するのが好きで礼儀正しい性格の方はフロントスタッフやコンシェルジュに向いているかもしれません。体力に自信がある方はベルスタッフやハウスキーピングスタッフが適しています。
自分に最も合った職種を選び、ホテル業界でのキャリアを充実させましょう。
\転職するならツギノシゴト/
20代・30代特化の転職エージェント
3ヶ月の短期決戦で年収アップ転職!
- 500名以上のサポート実績
開始からわずか2年で、ツギノシゴトは500名以上の求職者様の転職をサポートしてきました。お一人おひとりの状況に合わせ、柔軟な職業紹介をご提供しています。 - 専任アドバイザー制で安心サポート!
求人紹介から面接対策、入社後のフォローまで、専任のアドバイザーが一貫して伴走。初めての転職でも安心してご利用いただけます。 - オンライン完結・夜22時まで対応
ツギノシゴトなら、自宅にいながらLINEやオンライン面談で転職サポートを受けられます。夜22時まで対応しているので、お仕事帰りにも気軽にご相談いただけます。 - 常時5,000件以上の豊富な求人数
パートナー企業との連携により、常時5,000件以上の求人を保有。未経験の方、外国籍の方など、幅広いご状況に合わせた求人をご紹介可能です。
次のシゴトはきっと
もっとずっと素晴らしい
簡単1分!無料転職支援サービス登録