正社員副業の現実。副業初心者の会社員が直面する壁や注意点あるある

副業解禁のニュースが増え、SNSでも「副業で収入アップ!」といった言葉が飛び交う現代。ご自身も始めようか迷っている方は多いのではないでしょうか。

しかし一方で、実際に副業を始めた人からは「想像以上にしんどい」「本業に支障が出た」という悲鳴も上がっています。「副業は本当に誰でもできるものなのか?」――今回は、華やかなイメージの裏にある“副業のリアルと課題”について徹底解説します。

目次

正社員の副業実施率が過去最高!過重労働が問題に

パーソル総合研究所が2025年10月28日に公開した『第四回 副業の実態・意識に関する定量調査( https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/data/sidejob4/ )』によると、副業を行う人は過去最多となっています。具体的には、「正社員の副業実施率」「企業の副業容認率・受入率」が過去最高になりました。

(画像引用元:パーソル総合研究所) https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/data/sidejob4/

特に、20代の正社員男性において副業実施率が増加しています。

(画像引用元:パーソル総合研究所) https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/data/sidejob4/

そして、副業の目的は「収入」から「自己実現」へと変化してきています。会社の給料補填という理由にとどまらず、「本業でできない好きな仕事をしたい」「自分のスキルを試したい」といった動機が、20代を中心に急増しました。

(画像引用元:パーソル総合研究所) https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/data/sidejob4/

しかし、副業が増加する一方で、過重労働が問題視されています。副業に時間を割きすぎるあまり、本業の仕事に支障が出たり、体調を崩したりするケースが増加しているのです。

(画像引用元:パーソル総合研究所) https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/data/sidejob4/

では、副業初心者は特にどのような壁にぶつかりやすいのでしょうか。

会社員・正社員の副業初心者が直面する壁あるある

正社員が副業を始めたばかりの頃にぶつかりやすい障壁として、よく挙げられるのは以下の3つです。

初心者あるある1.時間のキャパオーバー

プライベートの自由時間や睡眠時間を無理に削ると、常に時間に追われるストレスからキャパオーバーになりやすいです。たとえば「平日は最大1時間」「土日は最大3時間」など、無理のない副業時間の上限を決めておくことを推奨します。慣れないうちは予想以上の時間がかかり、予定通りに進まないことも多いため、スケジュールには十分な余裕をもたせておきましょう。

初心者あるある2.時給換算金額の安さ

「誰でも簡単にできる仕事」から抜け出せないと、超低単価な単純作業に陥りがちです。業務委託で仕事を受ける場合、最低賃金を下回るような買いたたきには十分に注意しましょう。たとえば、クラウドソーシングを始めたばかりの頃は、時給換算すると300円〜1,000円以下になってしまうことも珍しくありません。実績を積んで単価交渉をしたり、ご自身のスキルアップに繋がる副業を選んだりすることが重要です。

初心者あるある3.本業のモチベーション低下

副業に時間を割きすぎると、休日にうまくリフレッシュできず、本業へのモチベーションが低下するリスクがあります。また、副業で成果が出始めると、本業の業務が単調で無意味に感じられてしまい、急激にモチベーションが下がるケースも見受けられます。あくまで本業あっての副業であることを忘れないようにしましょう。

会社員・正社員の副業初心者が気をつけたい注意点

会社員や正社員が副業を始める際の注意点として、主に以下の4つが挙げられます。

注意点1.就業規則違反

会社には就業規則があり、これに違反しないように細心の注意が必要です。事前の届出や許可が必要な場合も多くあります。また、単なる就業規則違反にとどまらず、本業の機密情報を流出させてしまう「情報漏洩リスク」や、本業の不利益となる同業他社で働く「競業避止義務違反」などにも注意が必要です。副業を始める前に、必ず上司や人事担当者に相談しておきましょう。

注意点2.確定申告忘れ

副業で得た所得(売上から経費を差し引いた金額)が年間20万円を超える場合、本業とは別に自分で税金を計算して国に申告する「確定申告」が必要になります。うっかり忘れてしまうと無申告扱いとなり、ペナルティ(無申告加算税など)を課される恐れがあるため注意が必要です。最近はスマートフォンで簡単に申告作業ができるクラウド会計ソフトも充実しているため、うまく活用しましょう。

注意点3.慢性的な睡眠不足

副業の時間を捻出するために、睡眠時間を削って対応する方が少なくありません。しかし、これを長く続けると、オーバーワークによるバーンアウト(燃え尽き症候群)や深刻な体調不良を引き起こしかねません。健康第一を心がけ、睡眠時間は少なくとも6〜7時間以上は確保することが望ましいです。

注意点4.悪質な副業詐欺・情報商材(※要注意)

「スマホで1日5分、誰でも月収100万円!」といった甘い言葉で誘う悪質な副業詐欺にも注意が必要です。初期費用として高額なマニュアルや情報商材を買わされたり、高額なコンサルティング契約を結ばされたりする被害が多発しています。おいしい話には裏があると警戒し、クラウドソーシングサイトなどの安全なプラットフォームを利用して仕事を探すようにしましょう。

まとめ:会社員・正社員の副業初心者のポイント

副業は決して「やれば誰でも得をする魔法のカード」ではありません。ご自身の本業の状況、保有スキル、自由に使える時間、体力などを客観的に見極める必要があります。

流行に乗って安易に始めるのではなく、まずは「なぜ副業をしたいのか」「本業とのバランスは取れるか」の棚卸しから始めましょう。さらに、本業の「残業を減らす」「業務効率化する」といった工夫も、副業を成功させるための重要なポイントです。最初のうちは、小さな案件から無理のない範囲でスタートすることをおすすめします。

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