【10月入社】転職活動の開始時期とスケジュールは?6月スタートが勝負を分ける理由

「10月に入社するなら、まだ時間がある」と、内心思っていませんか?しかし、その認識は少し危険かもしれません。なぜなら、夏の時期は企業側の「お盆休みによる選考のストップ」が発生するからです。ここが要注意ポイントであり、10月1日入社に間に合わせるためには、遅くとも6月中には転職活動を始める必要があります。

今回は、10月入社のメリットや、転職活動の開始時期・スケジュール・準備手順などを詳しく解説します。

目次

なぜ10月入社が狙い目?3つのメリット

そもそも、なぜ10月入社を狙うのがおすすめなのでしょうか。それには、以下の3つのメリットがあるからです。

メリット1.下半期のスタート時期と重なる

日本企業の多くは、10月が下半期のスタート時期にあたります。そのため、10月1日付けで大規模な「人事異動」や「組織再編」を実施する企業が少なくありません。 このタイミングで中途入社すれば、新しい事業計画や組織体制の始動と同時にチームへ加わることが可能です。また、受け入れ側の人事や現場にとっても、オリエンテーションや研修などの手間をまとめられるというメリットがあり、積極的な採用が行われやすい時期でもあります。

メリット2.夏のボーナス支給後に退職・転職できる

求職者にとっては、6月〜7月頃に支給される「夏のボーナス」を受け取ったあとに転職できるのが大きな魅力です。まとまった収入を得てから会社を退職できるため、転職前後の生活費や引っ越し費用に余裕が生まれます。 企業側も、夏のボーナス支給後の退職による欠員を補充するため、中途採用を活発に行う傾向があります。

メリット3.好条件の求人が増加しやすい

7〜8月頃になると、夏のボーナス後に退職した「元・エース社員」の枠を埋めるため、経験者を優遇する好条件の求人が出やすくなります。 また、下半期の新規事業スタートに伴い、「リーダー」枠の募集が増えるのも特徴です。企業側には未経験者を一から育てる余裕が少ないため、「チームを引っ張れるマネージャー」や「専門スキルの高いスペシャリスト」が急募されるケースが多くなります。

10月入社を目指す転職活動は6月までに開始すべき3つの理由

転職活動は、遅くとも6月中にはスタートすることをおすすめします。その理由は、主に以下の3つです。

理由1.転職活動には約3カ月かかるから

働きながら転職活動をする場合、早くても3〜4カ月程度かかるのが一般的です。内訳としては、選考に約1.5〜2カ月、退職交渉や引き継ぎに約1.5〜2カ月かかります。 スケジュールに焦りが出ると視野が狭くなり、本来の転職目的を見失ってしまいがちです。転職活動に使える時間が少ない場合は、転職エージェントやスカウトサービスを活用して、効率化を図るのも一つの方法です。

理由2.8月中旬にお盆休み(大型連休)を挟むから

10月入社を目指す最大の注意点は、途中でお盆の大型連休を挟むことです。お盆期間だけでなく、その前後の週も面接官の有給取得などにより、スケジュール調整が難航しやすくなります。 思わぬところで選考が長引いてしまう可能性があるため、10月入社に間に合わせたいのであれば、前倒しでスケジュールを組むことが鉄則です。

理由3.非公開求人の紹介に時間がかかるから

優良な「非公開求人」は選考スピードが比較的早い一方で、実際に求人を紹介してもらうまでの準備段階に時間がかかる傾向があります。 「転職エージェントへの登録 → キャリアアドバイザーとの面談 → スキルのマッチング」といったステップを踏む必要があるためです。非公開求人も視野に入れて考えたい方は、まずは転職エージェントへの登録だけでも先に済ませておくことをおすすめします。

10月入社を目指す転職活動スケジュール

10月入社を目指す転職活動の全体スケジュールは、以下のとおりです。

求職者のアクション企業側の動き・市場環境
6月自己分析、職務経歴書の作成、エージェント登録、中旬には応募開始秋に向けた求人が出始める。面接枠が確保しやすい時期。
7月1次〜最終面接ラッシュ、7月末までに内定獲得選考が最も活発化。スピード勝負になる。
8月現職への退職願提出、業務の引き継ぎ企業はお盆休みで選考が停滞。退職交渉の正念場。
9月残務処理、有給消化、入社準備秋入社組の受け入れ準備が進む。
10月新天地へ入社下半期のスタート。異動者と共にスムーズに合流。

7月に「面接ラッシュ」を迎えるためには、6月中旬〜下旬の「応募量」と「書類通過率」がポイントになります。6月のスタートダッシュが何よりも大切なのです。

8月の夏季休暇前は、求職者が「お盆前に内定を獲得したい」と考えるように、企業側も「お盆前に内定を出して安心したい」と考える可能性が高まります。企業から面接日程を打診されたら、翌日までに候補日を出すくらいの「即レス体制」を整えておきましょう。

夏季休暇前はスピード感が重要です。ただし、企業側も休暇前の業務で多忙であったり、担当者が不在であったりして返信が遅れる場合があります。焦って何度も催促するのはNG行動ですので注意してください。

10月入社を狙う際の注意点・デメリット

メリットが多い10月入社ですが、事前に知っておくべき注意点も存在します。

即戦力が求められる傾向が強い

秋採用では、春(4月)のような新入社員向けの手厚い研修が用意されていないケースが一般的です。下半期のスタートに合わせて「すぐに現場で活躍してほしい」という意図があるため、ポテンシャルよりも即戦力やこれまでの実務経験がシビアに評価される傾向にあります。

夏場の活動による体力・モチベーションの維持

7月〜8月にかけての最も暑い時期に面接や移動が重なるため、体力的な負担が大きくなります。また、世間が夏休みムードの中で選考や退職交渉を進める必要があるため、モチベーションの維持にも工夫が必要です。

10月入社に向けた転職活動・準備の手順

10月入社を目指すにあたって、まず準備しておきたいことが3つあります。この転職活動においては、初期のスタートダッシュが肝心です。

準備手順1.「転職の軸」の明確化

「転職の軸」を明確にすることは、入社後のミスマッチを防ぎ、面接での説得力を高めるための最重要ステップです。 転職先を選ぶ際に「これだけは譲れない」という自分なりの判断基準や価値観を洗い出しましょう。「なんとなくの軸」ではなく、自己分析で掘り下げた「ブレない軸」をもつことが大切です。まずは「絶対に譲れない条件」を1〜2個、言語化してみてください。

準備手順2.履歴書・職務経歴書の更新

履歴書や職務経歴書を最新の状態に更新することで、書類選考の通過率が大きく向上します。志望動機は、先ほど定めた「転職の軸」をベースにすることで、一貫性のある説得力をもった文章を作成できるはずです。 初めて転職活動をする方は、職務経歴書を新しく作成する必要があります。詳しくは以下の記事をご参照ください。

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準備手順3.転職エージェントとの面談

転職エージェントとの面談は、「転職の軸」や「書類(履歴書・職務経歴書)」をブラッシュアップする絶好の機会です。 プロの目線で一度チェックしてもらい、客観的なアドバイスをもらいましょう。転職エージェントは人材紹介で企業側から報酬を得るビジネスモデルのため、求職者は無料で手厚いサポートを受けられるケースがほとんどです。

10月入社を目指す転職活動のまとめ

働きながら10月入社を目指すには、遅くとも6月中には転職活動を始めるようにしましょう。

お盆休み前に内定を獲得できるスケジュール感で動くことができれば、精神的にも非常に楽になります。家族や友人に「仕事はどう?」と聞かれるプレッシャーから解放され、大型連休を純粋なリフレッシュ期間として楽しむことができるでしょう。

実際に転職するかどうかは、活動を通じてじっくり検討してもかまいません。まずは転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談し、幸先のよいスタートを切ってみませんか。

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