広告代理店は、「総合広告代理店」「専門広告代理店」「ハウスエージェンシー」の大きく3種類に分けられます。
総合広告代理店
総合広告代理店とは、多種類の広告媒体を取り扱い、かつ広告の企画から制作までトータルサポートをする広告代理店のこと。守備範囲が広く、さまざまな要望に合わせた支援ができるのが強みになります。
総合広告代理店は、「いろいろなメディアでの出稿を検討したい」と考えている方におすすめです。特に広告について詳しく知らなかったり、初めて広告を出すようなケースは、広い視野から検討してもらえる総合広告代理店がいいでしょう。
専門広告代理店
専門広告代理店とは、新聞広告・雑誌広告・ネット広告・屋外広告・交通広告など、特定のメディアに特化した広告代理店です。総合広告代理店よりも取り扱う広告の範囲は狭くなりますが、依頼費用が安くなる傾向があります。
専門広告代理店は「このメディアで出稿したい」という考えがある方に、推奨されます。いろいろなメディアを組み合わせて出稿する広告戦略である“メディアミックス”を検討している場合は、総合広告代理店を選んだほうがいいでしょう。専門広告代理店は、「ネット広告だけ打ちたい」のようなピンポイントで考えている方におすすめです。
ハウスエージェンシー
ハウスエージェンシーとは、トヨタ自動車やソニーといった特定企業、あるいはそのグループ企業に専属でサポートを行う広告代理店です。しかし必ずしも専属企業だけと取り引きしているわけではなく、ほかの企業とも取り引きをすることもあります。
ハウスエージェンシーは、専属の企業が、主に仕事を依頼することになります。専属企業であれば、仲介手数料が安くなりますし、専属企業に精通しておりコミュニケーションもスムーズといったメリットがあるからです。また総合広告代理店などに依頼しないことによって、情報漏洩を防ぐこともできます。
まとめ
広告代理店には「総合広告代理店」「専門広告代理店」「ハウスエージェンシー」という3つの主なタイプがあり、それぞれが異なるニーズに応える形でサービスを提供しています。総合広告代理店は広範なメディアとの取引を通じてトータルサポートを行い、専門広告代理店は特定のメディアに特化してサービスを提供し、ハウスエージェンシーは特定の企業やグループ企業に専属的なサービスを提供します。転職を検討している方は、自分のスキルやキャリアプランに合ったエージェントタイプを選ぶことが重要です。
